珈琲の奈良堂

さだやん

2012年11月26日 16:33



権堂アーケードの脇道を少し入ったところに、白壁にバラが茂るアンティークな佇まいの建物がある。昭和23年開業の珈琲の店「奈良堂」だ。当初は、画材店の2階に喫茶店を開いた。画材を買いに来た客にコーヒーを提供したのがきっかけで、1階も喫茶店にした。今でも多くの常連客に支持されている。

吾輩も学生のころ時折立ち寄って、ノスタルジックな雰囲気と香り高い珈琲を味わった。
あれから40年、久しぶりに立ち寄った。
店内を静かに流れるクラシック。ちょっと低い天井と間接照明で照らし出された、あめ色の光沢を放つ食器戸棚は歴史を物語っている。一言で云うならば、ノスタルジックな世界。

カウンターに座り、BGMに耳を傾け珈琲をいただく。
ノスタルジックな雰囲気にしたっていると若かりし頃が懐かしく巡ってくる。
マスターにお聞きすると、店主河原は亡くなられたとの事。

 「この店を60年に渡り一人で守り続けてきた河原さん御苦労さん」 とつぶやいだ。




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珈琲の奈良堂
長野市権堂町2222
TEL 026-235-1717
 交通手段 権堂駅から119m


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